http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20151103-00000030-jnn-bus_all
旭化成建材が杭(くい)打ちを担当した工事で、データの改ざんが相次いでいる問題です。JNNの取材で、データを改ざんした担当者の1人が旭化成側の調査に対し、「元請けの建設会社から『データが足りないなら適当に作ってでも出せ』と言われた」などと証言していることが新たに分かりました。
旭化成建材の杭打ち工事のデータ改ざんをめぐっては、JNNの取材で改ざんの疑いがある物件が全国で300件ほどに上り、少なくとも30人以上の担当者が関与していることが分かっています。
この問題で、旭化成側はデータ改ざんに関わった複数の施工管理者に対し、聞き取り調査を行っていますが、その中の1人の担当者が、機械の不調などでデータがとれなかった際に、「元請けの建設会社から『データが足りないなら適当に作ってでも出せ。全部そろえろ』と言われた」などと証言していることが関係者への取材で新たに分かりました。
国土交通省は2日、「旭化成建材」に立ち入り検査を実施し、原因を究明する考えですが、「旭化成建材」のデータの管理体制に加えて、こうした元請けとの関係についても引き続き、調査を行う方針です。(03日12:39)