たか子さん(仮名)の手記。便箋4枚に丁寧な字で綴られていた。
http://rpr.c.yimg.jp/im_siggsZh4__maOGzBD8iGnb5b3A---x585-n1/amd/20151102-00051063-roupeiro-000-17-view.jpg
電車内の痴漢被害。被害に遭っても、「恥ずかしい」「大事にしたくない」「犯人がわからない」といった理由から警察に届け出ない被害者は少なくない。
警察庁がまとめた「電車内の痴漢撲滅に向けた取組みに関する報告書」(2011年)によれば、「痴漢被害に遭っても警察に通報・相談していない」と答えた人は304人中、271人(89.1%)。10人に9人が通報や相談を行なっていない計算になる。
犯人を捕まるのは怖いし、恥ずかしい。「やめてください」と声をあげても逆ギレされるかもしれない。痴漢されてから声をあげるのではなく、痴漢行為を未然に防ぎたい。
そんな思いから、高校2年生の女子が母と一緒に痴漢抑止バッジを考案した。バッジをつけて通学するようになってから、それまで毎日のようにあった痴漢被害がぴたりと止まったという。
今、この痴漢抑止バッジの普及をプロジェクト化する動きが始まろうとしている。
■「どうしたら狙われなくなるのか、ずっと考えていました」
11月2日、株式会社クラウドワークス(渋谷区)で、痴漢被害に悩む女子生徒が考案した「痴漢抑止グッズ」プロジェクトの記者発表が行われた。プロジェクトの内容は、
毎日のように被害に遭っていた女子生徒を救った「痴漢抑止バッジ」を普及するため、缶バッジのデザインを同社が手掛けるクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」で公募するというもの。
11月11日から「Stop痴漢バッジデザイン」コンテストをスタートする。クラウドサービスを利用したコンテストを行うことで、多くの人に痴漢被害の実態に目を向けてもらう効果を期待しているという。
記者発表では女子生徒の手記も発表された。以下に引用する。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/ogawatamaka/20151102-00051063/