ジェイコム株誤発注 東証に107億円賠償命令が確定 最高裁
平成17年にジェイコム株の誤発注で多額の損失を計上したみずほ証券が、システムの不備で損害を受けたとして
東京証券取引所に約415億円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(山浦善樹裁判長)は双方の上告を退ける決定をした。
東証の重過失を認めて約107億円の支払いを命じた2審東京高裁判決が確定した。決定は3日付。
2審は「システムの欠陥の発見が容易だったとはいえない」としたが、
誤発注判明後も売買停止の手続きを取らなかった点が東証の重過失と認定。賠償額算定は1審を踏襲した。
ソース
http://www.sankei.com/affairs/news/150904/afr1509040021-n2.html
みずほ証券の株誤発注問題
みずほ証券は平成17年12月、東証マザーズ新規上場のジェイコム株について、
「61万円で1株売り」とすべき注文を「1円で61万株売り」と誤って入力。
取り消し注文が東証のシステム障害で受け付けられず、約10分間で発行済株式を大幅に上回る売買契約が成立、
みずほ証券に400億円超の損害が出た。