毛沢東主席の警護責任者死去 「四人組」逮捕に関与
北京
2015年8月22日13時20分
中国で晩年の毛沢東主席の警護責任者で、江青夫人ら「四人組」の逮捕に深くかかわった汪東興・
元中国共産党政治局常務委員が21日午前5時すぎ、病気のため死去した。新華社通信などが伝えた。
汪氏は江西省出身で、1916年生まれ。40年代から毛主席や周恩来首相ら党要人の警護を担当した。
中国の社会や政治が大混乱に陥った文化大革命(66~76年)の時代には、近衛部隊である八三四一
部隊の司令員などとして、北京中心部の中南海に住む毛主席に直接仕えたことで知られる。
76年の毛主席の死去後、四人組を逮捕。77年には華国鋒体制下で党副主席にまで上り詰めたが、
最高実力者となった鄧小平氏と路線を違え、80年には公職から離れた。(北京)
http://www.asahi.com/articles/ASH8P56RQH8PUHBI01C.html