成年後見人の元弁護士を再逮捕 １４００万円横領容疑
2015年7月22日12時46分
成年後見人として管理していた認知症の女性（８３）の預金１４００万円を私的に流用したとして、警視庁は２２日、
東京都千代田区の元弁護士渡部直樹容疑者（４８）を業務上横領容疑で再逮捕し、発表した。捜査２課は、
渡部容疑者が女性の株を勝手に売却し、その代金の一部を着服していたとみて調べている。
捜査２課によると、再逮捕容疑は、昨年１～９月に、東京都世田谷区の認知症の女性の銀行口座から約１４００万円
を引き出し、横領したというもの。渡部容疑者は２００８年５月から、女性の後見人を務めていた。女性の口座からは
１２年１２月以降、１００回近くにわたって計約５千万円が引き出されていた。容疑を認めているという。
渡部容疑者は、東京都北区の９０代女性の口座から約４２００万円を横領したとして今月２日に逮捕され、２２日に
処分保留となった。
渡部容疑者は昨年１０月に自首したが、警視庁は任意で捜査。捜査２課は、渡部容疑者が逮捕直前の今年６月まで
横領を続け、後見していた３人の財産計１億円以上を着服したとみている。
http://www.asahi.com/articles/ASH7Q3100H7QUTIL00K.html