2015.7.9 05:03
トンデモ母さん!娘を誘拐、実父に2000万円を要求
http://www.sanspo.com/geino/news/20150709/tro15070905030002-n1.html
18歳の長女を知人に誘拐させ、父親(75)に身代金を要求したとして、茨城県警は営利目的誘拐の疑いで茨城県土浦市の
派遣社員で長女の母親、伊藤美智子容疑者(46)ら3人を8日までに逮捕した。知人が長女を軟禁し、伊藤容疑者が父親に
「身代金を用意できないか」と2000万円を要求していた。逮捕された知人は、かすみがうら市の自称スポーツインストラクター、
飯島誠太郎容疑者(49)と妻の真紀容疑者(47)。3人とも容疑を否認している。
3人の逮捕容疑は、5日午前10時半~7日午前10時半ごろ、共謀して伊藤容疑者の会社員の長女を飯島容疑者夫妻宅
に軟禁し、伊藤容疑者の父親に現金2000万円を要求した疑い。
茨城県警土浦署によると、5日午前、飯島容疑者夫妻が伊藤容疑者宅を訪問。1人でいた長女に「お母さん(伊藤容疑者)が
拉致された。あなたも危ないから、かくまってあげる」と嘘をついて連れ出した。長女は飯島容疑者夫妻の娘と小中学校の同級生で、
顔見知り。疑うことなく車に乗り込み、かすみがうら市の飯島容疑者夫妻宅に連れていかれた。
同宅で長女は携帯電話を取り上げられ、家から出ないように言い含められた。ただ、食事などはきちんと与えられたため、長女が
不審に思うことはなかったようだ。
一方、伊藤容疑者は6日夜、土浦市の父親宅へ。「娘が誘拐されて、身代金として2000万円を要求された。お金を用意
できないか」と、父親に現金を要求した。
これに驚いた父親は7日朝、土浦署に相談。県警が捜査をしたところ、伊藤容疑者は県警に相談せず、長女の勤務先には
「体調が悪いので休ませる」と電話をかけていたことなどが判明した。
午前10時半ごろには、飯島容疑者夫妻が長女を車で自宅に送り届けた。長女には「今回の事件は解決した」と説明したという。
なぜ長女を解放したのかについては、明らかになっていない。
県警が、自宅に戻った長女に話を聞いたところ、「母親が拉致された」といわれて連れ出されたことが明らかに。伊藤容疑者は
「長女は家出をしていた」などと供述し、2人の話に大きな食い違いが生じたことから“御用”となった。
伊藤容疑者は調べに「身に覚えがない。父親に現金を要求した理由は言いたくない」と話しているという。誠太郎容疑者は
「伊藤容疑者から頼まれて長女を預かっただけ」、真紀容疑者は「逮捕されたことに納得できない」と、いずれも容疑を否認している。