1日夕、佐伯市内の路上で小学3年の女児(8)が見知らぬ男に車に乗せられ、危うく連れ去られそうになる事件が起きた。一夜明けた2日朝、女児が通う小学校では子供の登校に付き添ったり、車で送ったりした母親らが「怖い。心配です」と声を震わせた。市教育委員会は市内の27小学校と13中学校に対し、子供が不審者と出会った時の対応や登下校中の安全を確認するよう通知。県警は未成年者略取容疑などで男の行方を追っている。【古田健治、佐野格】
2日朝、小4女児の登校に付き添った母親(32)は「その女の子に何もなくてよかった。でもこんな田舎で……」と顔をこわ張らせた。娘は事件のあった1日午後5時ごろ、現場近くに習い事に行っていたという。「登下校のほか、習い事や部活の行き帰りもなるべく友達と一緒にいるように、と娘に話しました」
車で小4男児を送った別の母親(47)も「犯人の目的が分からず、男の子でも心配です」。子供には「事件があったので、気をつけて」と言い聞かせたと言い、「早く捕まえてほしい」と不安そうに語った。
市教委は2日朝から車8台と計9人の職員がパトロールを実施。スクールカウンセラーが連れ去られそうになった女児を心理面でケアする。女児が通う小学校は3日の全校集会で注意を呼びかける。
この事件は1日午後5時5分ごろ、市内の路上で車から飛び出した女児を見つけた後続車の人が110番。女児は無事で、「知らない男に手をつかまれて車に連れ込まれた」と話したといい、数百メートル先の踏切で一旦停止した隙(すき)に自力で逃げたとみられる。男は身長約170センチの痩せ形で若く、黒っぽい服装。グレー系の軽自動車だったという。
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