いじめや不登校に悩む児童・生徒の相談に乗るため、文部科学省は、全ての公立の小中高校にスクールカウンセラーなどを配置する検討を始めました。
「小学校では人間関係・お友達関係、あと家庭の悩みも多い。中学校では学業とか部活とか、主に人間関係」(カウンセラー 橋爪みゆきさん)
東京・港区の公立中学校で週に1回カウンセラーとして勤務する女性。人間関係に悩む子どもたちが多いと言います。
文科省は、すべての公立の小中高校でカウンセラーなどによる相談の体制を整える検討を始めました。
24日に示された文科省の部会の中間報告案によりますと、児童・生徒の心の相談に乗っているスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーは、2013年度で全国の公立小中高校およそ3万5000校に対して、配置されているのは合わせて8000人あまりにとどまっています。
このため、カウンセラーなどを教員と同じ法令上の「職員」と位置づけ、人件費の一部を国が負担することも検討すべきとしています。
これについて、メリットがある一方、課題もあると言います。
「学校は子どもたちに知識を教えるので、情緒的なサポートをカウンセラーが分担することは非常に良いと思います、分業ができて。人数は増やすことになったは良いけど、人がいないだと困るので、カウンセラーを育てていくということには重点を置いていただきたいと思います」(カウンセラー 橋爪みゆきさん)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2524984.html