スキニージーンズに注意 筋肉や神経に障害 恐れと英誌
【ロンドン共同】細身で脚にぴったり張り付く「スキニー ジーンズ」をはいてしゃがんだ姿勢をとり続けると、筋肉や神経に障害が起きる恐れがあるとする論文を英医学誌「神経学・ 神経外科学・精神医学ジャーナル」の電子版が23日、掲載した。
スキニージーンズは若い世代を中心に世界中で流行しており、英王室のキャサリン妃がしばしば着用することでも有名。
日本でも愛用する人は多い。
論文はオーストラリア人医師らによるもので、35歳の同国人女性の事例を紹介。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/health/health/1-0149154.html
バルチモア高度医療センターのカレン・ボイル医師は、脚の感覚が弱まったため“浮遊しているような気分に陥った”ある女性を例に、
「太ももの外側を走る神経のひとつが圧迫されることにより、この障害が発生します」とABCニュースで説明しています。
■太ももにピリピリ感や焼けるような感覚
大腿痛の知覚異常については、2003年、カナダ医学協会誌に て、メルバインダー・S・パルマー医師が三つの症例を報告しています。
パルマー医師によると、患者は全て過去6~8ヶ月間もの間、タイトでローライズなパンツをはいた、太り気味の女性だったそうです。
患者はみな、ピリピリ感や焼けるような感覚を太ももに感じ、なかでもひとりの女性は多発性硬化症まで患いました。
しかし、あまりぴっちりしない楽な服装を6週間ほど続けたら、この症状は解消されたとのことです。
■それでもスキニーを履き続けると……?
前出のボイル医師は、もしこの様な症状を感じ始めたら、タイトジーンズの代わりに伸縮するタイプのジーンズを着用するように言います。
もし痛みを無視して、タイトジーンズをはき続けると、神経の損傷が死ぬまで残ってしまうと警告しています。
もともと女性だけでなく、男性もスキニージーンズを履く人が多いですよね。
このことについて、医師はタイトなジーンズを履くことによって、「睾丸が温まり、精子の数が減るので、
子どもを望む場合はそういったジーンズを履かないように」とアドバイスしています。
また、スキニージーンズを穿き続けることにより、また性感染症のカンジダ症にかかる危険性も増加するのだとか。
http://www.biranger.jp/archives/44398