観光客に沸くキューバ ハードル下がった「禁じられた国」 (1/2ページ)
米国との国交正常化交渉が進むキューバで、外国からの観光客が急増してい る。
米資本が本格的に流入して様変わりする前に、社会主義国キューバ独特の姿を見ておきたいと、各国から「駆け込み」で旅行客が続々訪問。
ビジネス名目などで訪れたついでに観光を楽しむ米国人も増えている。
例年、世界の観光業関係者を招いて開催される「国際観光見本市」が5月上 旬に開かれた。
キューバメディアによると、マレロ観光相は5月6日、中部シエゴデアビラで開かれた開幕式典で、今年に入ってキューバを訪問した観光客は既に150万人を超え、前年同期比で15%増えたと発表した。
見本市には米国の旅行代理店や航空会社関係者156人が初めて参加。 キューバへの関心の高さをうかがわせた。
米政府は自国民の純粋な観光目的の渡航をまだ認めていないが、教育や宗 教、報道など12のカテゴリーで渡航許可が出やすくなった。
米キューバ首脳も4月に59年ぶりの会談を実現させ、米国人にとって「禁じられた国」だったキューバへのハードルが一気に下がった。
米カリフォルニア州の旅行会社によると、今年1月以降のキューバへの渡航 者は例年と比べ25~30%増加している。
いかそ
http://www.sankeibiz.jp/express/news/150601/exd1506011800004-n1.htm