奄美大島(鹿児島県奄美市)沖の海底で「ミステリーサークル」を描く「アマミホシゾラフグ」が、米ニューヨーク州立大・国際生物
種探査研究所が実施した2015(平成27)年の「世界の新種トップ10」に選ばれた。国立科学博物館(東京都台東区)が
21日、発表した。
アマミホシゾラフグは全長10~15センチ。オスが海底25メートルの砂地に1週間かけて直径約2メートルの幾何学模様の
ミステリーサークルのような産卵巣を作る。新種は毎年約1万8000種見つかるが、日本での新種がトップ10入りしたのは初めて。
このフグを新種として発表した国立科学博物館の松浦啓一名誉研究員は「海には不思議な生き物がいると、一般の人にも
分かってもらえるチャンスだ。注目してもらうことで研究が進めば」と期待している。
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