日本郵便は15日、「ゆうパック」の運賃を8月1日に改定すると発表した。
人件費などの高騰をうけ、サイズやあて先エリアに応じて30~320円値上げする。
一方、継続利用や郵便局への持ち込みなどに対する割引額は拡充し、配達予定日を電子メールで伝える登録制サービスを11月に始め、競争力維持を図る。
改定後の運賃は、最安の「60サイズ(荷物の3辺の合計センチ)・同一都道府県内宛て」が80円増の690円になる。
同「第1地帯(近接の都道府県県)宛て」は30円増とし、価格差を小さくする。
割引サービスは、個人利用者の7割が使う「持込割引」の額を20円増しの120円にするなど10~20円引き上げる。
運賃改定は消費税率引き上げに伴う昨年4月以来。改定による増収効果は1個当たり平均40円、年間28億円の見通し。法人契約についても値上げ交渉を行う。
http://www.sankei.com/economy/news/150515/ecn1505150039-n1.html