[11日 ロイター] - 米金融機関大手は2016年の大統領選で、「銀行は悪」との批判的な見方が広がることを警戒しており、対策に着手した。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係筋の話として報じた。
WSJによると、大手7社の幹部がニューヨークで3月31日に会合を開いた。選挙戦が本格化する前からすでに大手銀行に対する否定的な論調が浮上している状況を踏まえ、こうしたマイナスのイメージを払しょくする方策を話し合った。
具体的には銀行が果たしている経済における役割や昨今の金融危機以降に進めてきた改革に焦点が当てられたとしている。
会合にはJPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)、シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)、ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)(BAC.N: 株価, 企業情報, レポート)、モルガン・スタンレー(MS.N: 株価, 企業情報, レポート)、ニューヨークメロン銀行(BK.N: 株価, 企業情報, レポート)、ステート・ストリート(STT.N: 株価, 企業情報, レポート)が参加したという。
米銀大手が「悪者」扱い警戒、大統領選へ対策準備=報道 | ビジネスニュース | Reuters
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