がん「動く」仕組み解明 転移抑制への応用期待 神戸大教授ら
神戸大学バイオシグナル研究センター(神戸市灘区)は、生物の体内で細胞が動くのに、
細胞膜の張り具合(張力)が重要な役割を果たしていることを明らかにし、張力センサーとなるタンパク質を初めて発見した。
がん細胞の転移にもかかわるメカニズムといい、英科学誌ネイチャー・セル・バイオロジー電子版に4日発表した。(武藤邦生)
細胞生物学を専門とする同センターの伊藤俊樹教授、辻田和也助教らによる成果。
体を構成する細胞は通常、適切な場所に存在するよう、運動が制御されている。
しかしがん細胞では運動が過剰になり、転移が起こるとされる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150505-00000001-kobenext-sctch