【4月5日、さくらフィナンシャルニュース=東京】
今週発売の週刊新潮(4月9日号)で、「2人の妻と資産200億円「カプコン会長」74歳の離婚動機」と題する記事が掲載されている。
記事によれば、カプコン(東証1部、証券コード9697)の創業者で、現在も代表取締役会長を務める辻本憲三氏(74)が、愛人ができたために平成元年ころに家を出て行ったのち、本妻(81)に対して、5年ほど前に離婚を切り出し、地裁では有責配偶者である辻本氏からの離婚請求が認められなかったものの、大阪高裁では逆転勝訴をしたとしている。
記事によれば、辻本憲三氏は、平成18年4月頃までに、周囲に対して、愛人の女性を妻であると紹介するようになり、内閣官房長官(当時は安倍晋三官房長官)らが出席する結婚式披露宴に、愛人の女性を同伴して出席するなどしていたとされる。
同社は、憲三氏と夫人の長男の辻本春弘氏が代表取締役社長に就任しているが、夫人も相当な株式を保有しているとのことで、夫妻の紛争が、会社に飛び火する可能性も、まったく否定できない状況ではない。
同族経営とは奥が深いことが窺い知れる内容だが、夫人側は、最高裁へも上告しているようなので、続報にも期待したい。【了】
http://www.sakurafinancialnews.com/news/9697/20150405_1