一般家庭でも自由に電力会社を選べる「電力小売り全面自由化」が2016年4月から始まるのに伴い、電力自由化の今の状況をやさしく説明したサイトが開設された。新電力で約50%のシェアを誇る株式会社エネット(本社東京)の「電気を選ぶ.jp」。
エネットは、NTTファシリティーズ、東京ガス、大阪ガスが出資した新電力会社で、既に全国で20000を超える企業や自治体などに電気を供給している。
電気といえば、各地区の大手電力会社(東京電力や関西電力など)から供給を受けるというのが一般的だが、契約電力に応じて購入先を選べる自由化が2000年以降、徐々に進んでいる。16年からはそうした制限がなくなり、一般家庭でも従来の電力会社以外から購入できるようになる。
これまでの実績では新電力の方が割安で、経済産業省の国民意識調査によると、小売り全面自由化に伴い購入先を切り替える、あるいは切り替えを検討するという家庭が54%に達している。しかし、実際は具体的なイメージがわかないことや煩雑な手続きを懸念している家庭も多い。
「電気を選ぶ.jp」では、電力会社をどう選ぶか、日常生活にどう影響するのか、切り替えのメリットは、といった電力自由化に関する様々な疑問に分かりやすく答えている。電力の小売り自由化は今年の年末から来春にかけ、大きな話題になるのは間違いなく、知識を増やしておいて損はないだろう。
以下ソース
http://www.kyodo.co.jp/release-news/2015-02-19_1479090/