11日朝早く、大分県中津市で、山の斜面が大規模に崩れて住宅3棟が土砂に埋まり、男性1人が死亡し5人の行方がわからなくなっています。警察や消防などが捜索を続けています。
11日午前4時前、中津市耶馬溪町金吉の集落の裏山で、大規模な土砂崩れが起きたと消防に通報がありました。大分県や警察によりますと、住宅3棟が土砂に埋まり、住民の20代から90代の、男性1人女性5人の合わせて6人の行方がわからなくなりました。
警察や消防、それに県から災害派遣要請を受けた陸上自衛隊が捜索した結果、午後1時すぎ、土砂の中から近くに住む岩下義則さん(45)が見つかり、死亡が確認されました。
大分県によりますと、このほか橋本アヤ子さん(86)、江渕めぐみさん(52)、江渕優さん(21)、岩下アヤノさん(90)、岩下愛子さん(76)の5人の行方がわからなくなっています。
現場は、中津市の中心部から南におよそ20キロ離れた山あいの集落で、警察によりますと、斜面は高さおよそ100メートルのところから崩れ、幅と奥行きがそれぞれ200メートルの範囲で土砂が崩れたということです。
警察と消防、それに自衛隊が引き続き捜索に当たるとともに、県などが土砂崩れの原因などを調べています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180411/k10011399061000.html