コンピューター界のノーベル賞として知られる「チューリング賞」が、スマートフォンなどに使われる「RISC」と呼ばれるコンピューターアーキテクチャーの育ての親として知られる2人組に贈られることが決まった。
元スタンフォード大学の学長でアルファベット会長のジョン・ヘネシーと、カリフォルニア大学バークレー校教授のデイヴィッド・パターソンのコンビは、いかにコンピューター科学で最高の栄誉に輝いたのか。その功績を振り返る。
ACMチューリング賞(ACM A.M. Turing Award)は、計算機科学分野で革新的な功績を残した人物に年に1度、ACMから贈られる賞であり世界最高の権威を持つ賞とされている。
その功績は長く影響が続くもので、コンピュータ業界で技術的にも重要なものとされている。
計算機科学におけるノーベル賞と広く認識されており、事実、受賞者にはハーバート・サイモンなどノーベル賞受賞者が存在している。
「チューリング」の名は、現代計算機科学の父の1人とされるアラン・チューリングの名にちなむ。2014年11月3日、Googleの ...