韓国と北朝鮮は9日、南北軍事境界線上の板門店の韓国側施設「平和の家」で、2年1カ月ぶりとなる南北当局間会談を開いた。韓国代表団は、北朝鮮が韓国・平昌冬季五輪に参加すると正式に表明したと明らかにした。首席代表は閣僚級で、南北会談は韓国の文在寅大統領の政権発足後では初めて。文氏は北朝鮮の五輪参加を実現させ緊張緩和につなげたい考えで、会談の行方は朝鮮半島情勢に大きく影響する。
代表団の首席代表は韓国側が趙明均統一相、北朝鮮側は対韓国窓口機関、祖国平和統一委員会の李善権委員長。双方とも五輪関連部署の次官や幹部が含まれている。会談冒頭、趙氏は「急がず根気を持って臨み、良い結果を出したい」とし、李氏は「同胞に新年の素晴らしい結果を届けられるようにしたい」と強調した。李氏は会談の公開を提案したが、韓国側は非公開を要望した。(共同)
http://www.sankei.com/world/news/180109/wor1801090028-n1.html