【クアラルンプール共同】東南アジア諸国連合(ASEAN)と日米中などの計18カ国が参加するASEAN拡大国防相会議が4日、マレーシアの首都クアラルンプール近郊で開かれた。予定されていた共同宣言は南シナ海問題をめぐる文言の調整が難航したため採択できず、同会議は事実上決裂。経済力を背景にASEAN各国間の分断を図る中国の攻勢に米国や各国が押し切られた格好。
米軍は10月、中国が南シナ海で造成した人工島周辺に艦船を派遣。「航行の自由」の原則を主張する米国と、南シナ海のほぼ全域の管轄権を主張する中国が互いに一歩も譲らなかった。
http://www.47news.jp/CN/201511/CN2015110401001478.html