瞳を大きく見せたり色を変えたりするカラーコンタクトレンズ(カラコン)を厚生労働省研究班が調査した結果、
国内で承認を受け市販されている17製品のうち10製品で、酸化鉄などの色素成分が表面に露出していたことが8日、分かった。
4製品は角膜側への露出が確認され、残りの6製品はまぶた側だった。
今回の調査では色素露出と健康被害との関係は調べていないが、カラコン使用者には目の不調を訴える人も多いとされ、
研究班は今後、目にどのような影響を与えているのかを調べる方針。
研究班によると、精密機器の汚染測定などに使われる特殊な質量分析計を使用。昨年秋時点で市販されていた製品のうち
17製品を調査した結果、10製品のレンズ表面から酸化鉄や酸化チタンなどの色素成分を検出した。
一部製品は「着色はレンズ内部」と、調査結果とは異なる表示をしていたという。
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http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG08H2Q_Y5A800C1000000/