寒さが厳しい時期、朝・夕の通勤・通学時間はどうしてもつらいもの。
NHK放送文化研究所の調査によれば、通勤・通学時間の全国平均は1時間17分(2010年)。
寒いホームで待ち、車内ではぎゅうぎゅうの人混みの中で過ごす苦痛からすると、1時間は決して短くないものです。
そんな通勤・通学のひとときに欠かせないのがスマホ。
ホームや電車の中で、かつては新聞や雑誌を開いている人を見かけたものですが
最近はほとんどスマホに取って代わられたような光景もしばしば。
実際に「電車の中でのスマホ視聴率」は、どれくらいなのでしょうか?
しらべぇ編集部では、朝夕の混雑時を中心に10日間にわたって
電車内におけるスマホをいじっている人の割合を実地調査してみました。
■最大で6割以上がスマホ視聴中
http://image.dmm-news.com/media/e/a/ea7aace8105edf9d5609770cc04f6f36f2bf6b89_w=666_hs=99087c3519babdd237c6694f4b3d88a5.png
記者の調査では、もっとも多い日には3人に2人以上がスマホを使用。
また、少ない日でも2割が車内でスマホを見ていました。
今回調べた10日の平均値は41.6%。4割を超える人が電車内でスマホをいじっていることになります。
曜日別に見ると、火曜日がもっとも高く、月曜日がやや低め。
週末明けで憂鬱な月曜より、バリバリ仕事が始まった火曜以降のほうが、メールやニュースなど
情報が気になるのかもしれません。
■車内に欠かせないスマホのマナー問題
電車内での携帯電話の使用については、強い電波を発する2G(第二世代)の端末が
ペースメーカーに影響を及ぼす恐れが指摘されていましたが、2G携帯は2012年7月にサービスを終了。
総務省も2013年1月に指針を緩和し、「満員電車などでは電源を切るよう配慮することが望ましい」という一文を削除しています。
一方、ネット上では、「車内でスマホをいじる人の肘が当たって邪魔」といった声も
(この点は、かさばる新聞や雑誌のほうが邪魔かもしれませんが)。
また、駅のホームに限ったことではありませんが
「歩きスマホ」は、大きな事故につながる恐れもあります。
編集部の調査からも、電車で時間を過ごすのに欠かせない存在になっているのがわかる、スマホ。
今後は、「大半の人が見ている」ことを前提にした、マナーとお互いの気づかいが求められそうです。
以下ソース
http://dmm-news.com/article/920194/