４月に東京都杉並区の青梅街道で、俳優の萩原流行（本名・光男）さん＝当時（６２）＝が大型バイク乗車中に死亡した交通事故で、事故直前に萩原さんのバイクの前方で車線変更した警視庁の護送車に接触痕があることが２２日、同庁交通部への取材で分かった。同部は接触痕を鑑定し、萩原さんのバイクと接触してできたものか調べる。
同部によると、接触痕は護送車の運転席ドアの下部付近にあった。また、萩原さんの死因については当初、医師の所見で心房破裂だったが、その後、監察医の検案で「死因不詳」となり、司法解剖になったと説明。死因を特定する鑑定書作成は、解剖から数カ月後になることもあるとしている。
同部は護送車が車線変更する際に十分な確認をしていたか自動車運転処罰法違反（過失運転致死）容疑も含めて捜査している。
一方、萩原さんの妻まゆ美さん（６２）は２２日、弁護士とともに都内で記者会見し、「捜査の進展がまったく伝わってこない。情報が非常に少ない」と訴えた。警視庁の護送車が車線変更したことへの説明や、その後の同庁の対応に強い不信感を持っていると強調した。
ソース
http://a.excite.co.jp/News/society_g/20150522/Jiji_20150522X037.html