「胸を触ってみろよ」クラスメイトの“挑発”に応じた男子高校生が、「セクハラ」を理由に部活禁止処分
果たして学校側の指導は適切だったのか
渋井 哲也
2016年11月、都立高校に通っていた男子生徒・敏志さん(仮名、当時1年生)は、同級生の女子生徒・明子さん(仮名)との会話中に「胸を触ってみろよ」と言われ、応じたことがあった。放課後で、部活動の休み時間での出来事だった。
触った後の明子さんの様子は無反応だった。笑っても、怒ってもいない。 ただ、部活後のLINEでは「マジ殺す」「胸触ったでしょ」と言われたので、敏志さんは「触ってと言ったから」と返事をした。 明子さんは「それは冗談な」と返す。その後もLINEのトークは続いたが、この話題は終わり、学校生活について盛り上がった。