(CNN) 米国各地で正体不明の種子の入った郵便物が送り付けられている問題で、全50州が住民に警戒を促した。
米農務省はこの郵便物について、中国から届いたように見えると説明している。各州の農務当局が公開した写真には、「中国郵政」の文字が入ったラベルが写っていた。中身については「ジュエリー」などと記載されているが、実際には透明なビニール袋入りの種が入っている。
中国外務省の報道官は28日、この郵便物について、宛名ラベルが偽造されているとの見方を示し、中国郵政が調査のために、問題の郵便物を中国に提供するよう米郵便公社(USPS)に要請していると説明した。
USPSは、連邦政府や州および地元自治体との間で対応を協議している。
誰が何の目的でこうした郵便物を送り付けているのかは現時点で不明だが、米農務省は28日の発表の中で、「ブラッシング詐欺」の可能性があると説明していた。ブラッシング詐欺は、売り手が虚偽のレビューを投稿して売り上げを伸ばす目的で、ユーザーが注文していない商品を送り付ける手口をさす。
(以下ソース)
全米に郵送された正体不明の種子、全50州が警戒呼びかけ
https://www.cnn.co.jp/usa/35157444.html
2020.07.30 Thu posted at 11:28 JST CNN