新型肺炎が世界中に感染拡大するなかで、アメリカでもトイレットペーパーを大量に買いだめする人が続出している。こうした行動を英語で「パニック・バイイング(panic buying)」と呼ぶ。
2月25日、CDC(疾患予防センター)が「感染拡大に備えるように」との声明を出したことで、関連団体、メディアなどが次々と2週間ぶんの備蓄を呼びかけた。もともと週末にまとめ買いする人が多いなかで迎えた最初の週末だけに、あちこちの店が異様な賑わいを見せた。
まとめ買いで有名なコストコは開店前から長蛇の列。シリコンバレーでもレジの長さが話題となった。
特に入手困難なものはサージカルマスクとアルコール消毒剤だ。オンラインでも品切れが目立ち、南カリフォルニアや東海岸のボストンでもマスクが売り切れとニュースになっている。
噂が噂を呼び、テレビで「いま準備すべき物は懐中電灯やラジオ、キャンディ」をあげた専門家がいたが、「それは他の災害だろ」とつっこまれていた。
さまざまな情報が錯誤しているなかで、とあるメディアが準備リストの最後に載せていた言葉が秀逸だった。それは「Keep Calm(冷静に)」だ。
https://smart-flash.jp/sociopolitics/95283
棚がカラッポになった庶民向けスーパー
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