「さっぽろ雪まつり」雪の運び込み始まる 雪不足の影響も
札幌の冬の風物詩「さっぽろ雪まつり」の会場で雪像づくりに使われる雪を運び込む作業が始まりました。ことしは記録的な雪不足で雪の運搬を早めるなどの影響が出ています。
「さっぽろ雪まつり」のメイン会場となる札幌市中央区の大通公園では7日、巨大な雪像づくりに使われる雪の運搬が始まったのを記念する式典が開かれ、雪を運ぶ自衛隊員らおよそ200人が参加しました。
式典では、さっぽろ雪まつり実行委員会の柴田龍会長が「雪まつりは記念すべき東京オリンピックイヤーの最初のイベントになる。記録的な雪不足で困難な状況だが、成功させたい」とあいさつしました。
式典では、3台のダンプカーに満載された雪がおろされ会場から拍手が起こっていました。
ことしは記録的な雪不足の影響で、十分な量を確保するために民間の業者が予定より早く5日から雪の運搬を始めていて、札幌市から片道2時間ほどかかる倶知安町や、京極町など例年よりも遠い場所からも雪を運んでいるということです。
実行委員会によりますと、今月29日までの間に5トントラックでおよそ6000台分の雪を運ぶということです。
ことしの雪まつりは、札幌市中央区の「大通会場」と「すすきの会場」で来月4日から11日まで、東区の「つどーむ会場」で今月31日から来月11日まで開かれます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200107/k10012237511000.html