日本の忖度のしくみが明らかに「内申制度が教育を歪めている」 ID:KAlkjL6u

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/11/06(水) 12:50:40.81 ID:KAlkjL6u

現役教師「内申制度が教育を歪めている」 教育委が学校に乗り込んで“取り調べ”の理由
(一部抜粋)

 学習の記録や部活動、出欠日数などが記載された「内申書」(正式には「調査書」)は親世代にもお馴染みだが、都道府県によって内申点の算出法が違うことはあまり知られていない。ベースとなる各教科の「評定」は2002年度以降、相対評価から絶対評価に変わった。現在は「関心・意欲・態度」や「知識・理解」など細かい観点に沿ってA~Cの3段階で絶対評価し、それをもとに5段階で評定を出す。原則としてAが多いほど5に近づくが、項目すべてがAであっても「総合的に評価」した結果、4になることもある。

 アンケートで目立ったのはこの評定への不満だ。冒頭の女性のほかにも「先生の主観や生徒に対する印象で決められてしまう」(神奈川県、44歳、保護者)「地域すべての学校で平等に成績がつけられているのか疑問」(東京都、58歳、保護者)といった声が多くあがった。

「内申制度がかえって子どもの意欲を削いでいるのでは」と疑問を投げかけたのは、神奈川県に住む女性(52)。公立中3年の息子は2年生の時、怪我のために体育の実技試験などを受けられない時期があった。腹痛で遅刻が続いたことも重なり、成績は目に見えて低下。それが3年生になってからは体調も戻り、受験への気合も高まって成績は急上昇した。ところが女性は「仮にこれからオール5を取っても、志望校は1、2ランク下げざるを得ない」と言う。

 同県では9教科×5段階評価で2年時を45点満点、3年時を倍の90点満点の計135点満点で計算する。2年時の成績が3分の1カウントされるため、3年で頑張っても、伸びには限界があるのだという。女性はこう言う。

「思春期の微妙な時期を、運よく乗り切れた子だけが高評価され、ちょっとでもつまずくと挽回できない。教育とは子どものやる気を促し、頑張りを評価すべきものなのに、全く逆になっている」

 内申制度が教育を歪めているという指摘は教師からも聞かれた。都内の公立中学の教員(35)は数年前のことが忘れられない。

「おたくの学校で全教科において1の評定が1人もついていない理由を知りたい」

 そう言って教育委員会が学校に乗り込み、全担任が評価基準について事細かに聞かれたのだ。「一人ひとりの確かな学力の定着」を目指して絶対評価が導入されたのだから、1がないことは本来喜ばしいことなのに「まるで取り調べのようだった」という。教員は憤りを隠せない。

https://dot.asahi.com/aera/2019100900019.html?page=1
石臥薫子 2019.10.11 08:00 AERA


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