Ladbibleによると、男性は「iPhoneアプリが男性をゲイにした」ことで「モラルが傷つけられた」ため、Appleを相手に「1万2400ポンド(約165万円)支払え」と訴訟を起こしたそうです。
なんでiPhoneアプリが男性をゲイにできたのかというと、次の通り。
1. 男性はBitcoinに興味を持ち、ググってみることにしました。
2. ググった結果、Bitcoinではなく、アプリを通して「GayCoin」に誘導されたそう。
3. 「Gaycoin」が「試しもしないで判断しないで」とメッセージを送ってきたので、「確かに試しもしないで拒否するのは申し訳ない。とりあえず、同性愛を試してみよう」と試した。
4. 結果、同性の素敵な恋人ができた。
5. こんなこと両親に言えない。辛い…。
6. 巧妙な手口で自分をゲイの道に誘導したのはApple。
ファ…!? というか、素敵な恋人ができたのは喜ばしいことじゃない? こんなことで訴えるのって、恋人に失礼じゃない? 色々とツッコミどころが満載すぎて、聞いているこっちが戸惑うのですが、男性は真剣です。男性の弁護人であるSapizhat Gusnieva氏は、フランス通信社に対して「男性は怯えていて、とても苦しんでいます」と話したそう。
男性はGaycoinを使い始めて2ヶ月が経過した頃、「同性メンバーと親密な関係に陥って」おり、既に「ドップリはまっていた」とのこと。そして、2度とノーマルに戻れないことに悩み苦しんでいるのだそうです。
GaycoinはサードパーティアプリであってAppleが開発したものではありませんが、弁護人のGusnieva氏によると、Appleはプログラムに対して責任を持つべきらしいです。
Ladbibleによると、ロシアでは今でも同性愛嫌悪が一般的でLGBTコミュニティに対する攻撃は珍しくないそうです。そういった背景もあって、男性は繊細になっているのかも。
というか、この男性は「内容をよく知りもしないで判断するのは良くない」と考えるあたり、オープンな考えを持っているように思います。でも、抜けられないほどはまっていると気づいた時、混乱してAppleを責めているんでしょうね。そんなことするより、LGBTカルチャーに肯定的なオーストラリアとかに移住してしまったほうが生き易いんじゃないかなと思うんですが…。
ちなみに、審理が予定されているのは10月17日。フランス通信社がAppleにコメントを求めたようですが、返事はきていないそうです。(まぁ、そうでしょうね)。
https://www.gizmodo.jp/2019/10/russian-lawsuit-apple.html