【東電原発事故】東電旧経営陣3人、無罪となる

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1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/09/19(木) 18:13:38.32 ID:omN3/FNC

 東京電力福島第一原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電の勝俣恒久元会長(79)ら旧経営陣三被告の判決で、東京地裁(永渕健一裁判長)は十九日、三人に無罪を言い渡した。求刑はいずれも禁錮五年だった。未曽有の被害をもたらした原発事故で、経営トップらの刑事責任は認められなかった。

 ほかに強制起訴されたのは、原発の安全対策の実質的な責任者だった武藤栄元副社長(69)と、その直属の上司だった武黒一郎元副社長(73)。三人は「大津波は予見できなかった」と無罪を主張していた。

 公判の争点は、海抜一〇メートルの原発敷地を超える高さの津波を予見し、対策を取ることで事故を防げたか。

 東電の地震・津波対策の担当者らは、原発事故が起きる三年前の二〇〇八年三月、国の地震予測「長期評価」に基づく試算値として、原発を襲う可能性がある津波の高さが「最大一五・七メートル」という情報を得ていた。

 担当者らは六月、武藤元副社長に試算結果を報告したが、武藤元副社長は翌月、担当者らに長期評価の信頼性を外部機関に検討してもらうよう指示。防潮堤建設などの津波対策は取られなかった。

 検察官役の指定弁護士はこれまで、武藤元副社長の対応について「大津波の襲来は十分予見できたのに、原発の運転停止リスクや多大な出費を避けるため、対策を先送りした」と指摘。武黒元副社長についても、〇九年四~五月に試算結果を聞いていたのに「何ら防護措置を取らなかった」と批判した。

 勝俣元会長に対しては、〇九年二月の会議で大津波の可能性を知った時点で「担当者に対策を検討させ、対策の完了まで原発の運転を停止する義務があった」と指摘。「三人は何ら対処することなく漫然と原発の運転を継続し、事故を引き起こした」としていた。

 一方、三人の弁護側は「長期評価には具体的な根拠がない」として試算の信用性を否定。「想定外の津波で、対策を取っていても事故は防げなかった」と過失を否定していた。

 起訴状によると、三人は一一年三月、大津波を予見できたのに対策を怠り、原発事故で避難を余儀なくされた双葉病院(福島県大熊町)の入院患者ら四十四人を死亡させたなどとされる。

<東京電力旧経営陣の刑事裁判> 2011年3月の東京電力福島第一原発事故を巡り、東電の勝俣恒久元会長、武黒一郎元副社長、武藤栄元副社長が業務上過失致死傷罪に問われた刑事裁判。福島県民らの告訴・告発を東京地検は不起訴としたが、検察審査会は2度にわたり「起訴すべきだ」と議決。検察官役の指定弁護士が16年2月、強制起訴した。17年6月に始まった公判は今年3月の結審まで37回開かれ、東電社員や津波の専門家ら計21人の証人尋問や被告人質問があった。

東京新聞:東電旧経営陣3人無罪 福島事故 東京地裁判決:社会(TOKYO Web)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201909/CK2019091902000296.html

2番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/09/19(木) 18:15:22.95 ID:omN3/FNC

>>1 関連記事

東京新聞:傍聴して分かった「東電の無責任体質」 憤る遺族 判決は午後:社会(TOKYO Web)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201909/CK2019091902100022.html

 東京電力福島第一原発事故を巡り、東電の旧経営陣三人が業務上過失致死傷罪で強制起訴された公判では、事故前に東電社内で大津波対策が検討されていたことが明らかになった。それなのに何ら対策が取られないまま事故は起きた。公判を傍聴してきた遺族は「旧経営陣は事故を起こしたことの重大さに向き合っていない。無責任だ」と憤っている。

 福島県大熊町で精肉店を営んでいた菅野正克さん(75)=水戸市=の父健蔵さん=当時(99)=は、近くの双葉病院に認知症で入院していたものの、事故後に長時間の避難を強いられ、三カ月後に亡くなった。

 菅野さんは昨年二月に公判を傍聴した際、原発を襲う可能性のある津波の高さを「最大一五・七メートル」と試算した東電子会社の社員が、証人尋問で「専門家の学会で使われている手法で計算したものだ」と自信を持って答えていたのが印象に残っている。

 菅野さんは「子会社の社員は実直に受け答えしていた」と感じた。なぜ旧経営陣は試算を真剣に受け止め、対策を取らなかったのか、疑問が膨らんでいった。

 菅野さんは、子会社からもたらされた試算について、東電の地震・津波対策担当者から直接報告を受けた武藤栄元副社長(69)の被告人質問も傍聴した。そのとき、対策を取らなかったのは「利益を最優先したい企業体質からだ」と感じた。

 沖合に防潮堤を設置すれば数百億円かかることなどが担当者から報告された会議で、外部機関に試算の根拠を再検討してもらうよう指示した武藤元副社長。検察官役の指定弁護士に「対策の先送りではないか」と指摘されると「大変心外だ」と語気を強め、後は「知らない」「事故は防げなかった」などと繰り返した。

 菅野さんは「反省や後悔の念は一切感じられなかった。受け答えはとても無機質で、犠牲者や遺族に申し訳なく思っている感情は全く伝わらなかった。自らの保身しか考えていないように思えた」。父や自分の人生を一変させた当事者の姿勢に怒りがこみ上げた。

 「原発事故さえなければ、おやじはいつの日か安らかに大往生できただろう」と語る菅野さん。「事故は防げたはずだ。公判を通じて、東電が無責任体質だということが改めてよく分かった」と断じた。

3番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/09/19(木) 18:17:15.13 ID:YV+fu/sS

計画通り
https://proxy.duckduckgo.com/iu/?u=http%3A%2F%2Flivedoor.blogimg.jp%2Fplusmicro26%2Fimgs%2F4%2Fc%2F4c8aeb40.jpg

4番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/09/19(木) 18:27:00.31 ID:Z11lZJVf

これなんで業務上過失致死傷罪で起訴したんだろう
他に何か罪状当てはめられそうな物無かったのかな

5番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/09/19(木) 18:53:07.01 ID:BhTHBR3I

今の火砕流が避けて通る奴とか、
東南海の津波に木っ端微塵にされる防波堤とか
中央構造線の上にあるのとか
全部無罪なんだろうな

6番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/09/19(木) 19:22:47.05 ID:JpuU2dSZ

まあ当案件に関して必要な情報が国民に開示されているはずもないしな
下手すれば判事に対しても開示されているかどうか
そもそもそれ以前の可能性も捨てきれない
そういう国でしょ、ここって

7番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/09/19(木) 19:54:59.50 ID:+2BzccGk

検察や裁判所が叩かれてたけど
武器が過失致死傷罪しかない日本の刑法でどうすれば彼らを処罰できたのか難しい話
事後法による処罰は憲法で禁じられてるから民主政権以降どうにかなった話でもない
原発という一たび暴走すれば現代の人類には到底事態を収拾させられない技術を導入するにあたって
適切な管理ができなかったときに刑罰を用意しなかった当時の政治家とそれを選んだ国民が悪い

原発の設置や運営を行うのは上級国民の中でも特に上層の人々だから彼らを罰する法なんて作ろうとも思わなかったのだろう

8番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/09/19(木) 20:13:13.31 ID:Xr0RfaVS

刑が下らなくても責任が司法で判断されるだけでも違ったと思う
それすらないというのはヘルモード続行の合図だ

9番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/09/19(木) 21:26:44.44 ID:+2BzccGk

最近だとかんぽの不正とか
相当なポストにいる人物の関与がないとできないような犯罪に対する処罰が日本ではとても軽すぎるように思う
それでいて殺人は確かに重大犯罪だけどたかが庶民の犯罪を鬼の首を取ったように血祭りにあげる国民性
こんな状態が続いた先がどうなるのかは分からないけど少なくともろくなものではないのは確実

10番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/09/20(金) 02:11:17.54 ID:L6r02+no

>>8
>>9
同意
特に>8の1行目は全くその通りで、むしろ司法はその判断のために存在する

11番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/09/21(土) 12:39:17.42 ID:D1B8I0td

>>1 この↓記事かわからんがThe New York Timesは一面で取り上げたらしい

Fukushima Nuclear Disaster Trial Ends With Acquittals of 3 Executives - The New York Times
https://www.nytimes.com/2019/09/19/business/japan-tepco-fukushima-nuclear-acquitted.html

12番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/09/21(土) 13:48:58.69 ID:7XL/8wb6

>>11
> 福島原発事故裁判、経営陣3人の無罪判決で終結 - ニューヨークタイムズ


他に何があるというのかw

13番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/09/21(土) 15:38:19.67 ID:D1B8I0td

>>1 興味深い記事

WEB特集 東電裁判 “見えた新事実” | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190920/k10012091781000.html

14番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/09/21(土) 17:16:16.36 ID:2+cmV90W

基本的に原子炉の設置って役所の許認可だから、東電の経営陣の責を問えば自ずと役所の責も問う事になる

クズ役人天国クズアベノミック国家において、無罪判決は自明だね

15番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/09/21(土) 20:58:24.99 ID:YnNYr3h8

これ世界の主要紙が一斉に報じたんだよね
恥ずかしい

16番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/09/23(月) 13:07:46.79 ID:WTZHLwXJ

>>1 参考記事

原発を止めると左遷…エリート裁判官たちが抱える「大苦悩」(岩瀬 達哉) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/51720

17番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/09/23(月) 14:01:09.38 ID:iO5e9oZQ

法の精神は死んでしまった

18番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/09/23(月) 22:20:05.37 ID:1NOM5Xwn

情けなくて涙が出る
自国で戦争責任者を問えないでいまだに國體を飼ってる国というのはこういうことなんだな

19番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/09/23(月) 23:53:01.94 ID:RAAJC9lf

原子力を推進した当時の政府が悪い

20番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/10/03(木) 20:54:08.08 ID:lENGNDzr

東電「津波想定」引き下げるため圧力 東北電力のメールで明らかに (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)
https://dot.asahi.com/aera/2019100200014.html?page=1

 福島第一原発事故の東京電力旧経営陣の責任を問うた裁判で、次々と新たな事実が明らかになった。技術者たちが「対策不可避」と判断していたにも関わらず、経営陣が対策を先延ばしにしていた驚きの事実に加え、政府や国会の事故調査委員会の機能不全も改めて見えてきた。AERA 2019年10月7日号に掲載された記事を紹介する。

 事故前、他の電力会社はどんな津波対策をしていたのか。それがわかれば東電の対策が不十分だったかがわかる。そんな基本中の基本とも言える情報も、この刑事裁判でようやく明らかにされた。電力業界ぐるみで事故後もずっと隠してきたようだ。

 日本原子力発電の東海第二原発(茨城県)は、東電が先送りした地震本部の予測をもとに対策を進めていた。原電に出向していた東電社員の証言で初めてわかった(18年7月、第23回公判)。

 地震本部の予測では、津波は敷地高(約8メートル)を超えることが判明。原電の技術者たちは08年8月の常務会で、この予測への対策を進めることを報告した。東電経営陣とは異なり、原電役員たちから反対はなかった。

 海辺のポンプ室の壁を高くしたり、敷地の一部を盛り土で約2メートルかさ上げしたり、建屋の入り口を防水扉や防水シャッターに取り替えたり、防潮堰を設けたりする対策を施した。

 東海第二も、東日本大震災で大津波に襲われたが、ぎりぎりで大事故を免れた。社員は、対策工事の効果があったことを法廷で認めている。

 また、東北電力の津波想定を引き下げようと、東電は圧力をかけていた。これは、東北電力社員が証拠となる電子メールを裁判に提出し、初めてわかった。

 東北電力は、宮城~福島沖で発生した貞観地震(869年)について最新の研究成果を取り入れ、女川原発(宮城県)の津波想定を見直す報告書を08年11月に完成させた。ところがこの内容は東電にとって都合が悪く、福島第一に適用すれば、津波は敷地の高さを超え、対策を迫られるものだった。そこで東電は、東北電力に圧力をかけ、これを書き換えさせた。

 東北電力の担当者は、検察の調べにこう供述した。
(続く)

21番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/10/03(木) 20:55:30.42 ID:lENGNDzr

>>20 続き

「東電は、当社が確定的に貞観津波を扱うと、それが先例になってしまうことを恐れたのだと思います」

 政府事故調は、力不足だっただけではない。これは刑事裁判で明らかになったわけではないが、政府事故調は政府に都合の悪い情報を意図的に隠していたことも判明している。

 保安院幹部が出席した06年9月の会議でこう報告されていた。

「我が国の全プラントで(津波の)対策状況を確認する。必要ならば対策を立てるよう指示する。そうでないと『不作為』を問われる可能性がある」

 政府事故調はその議事録を入手していたことが昨年12月、内閣府の開示文書で明らかになった。政府の責任を解き明かすうえで重要な事実だが、政府事故調は報告書に一文字も書いていない。

 政府事故調の委員だった吉岡斉氏(故人、九州大学元副学長)は、事故調について、こう話していた。

「他の政府審議会と同様、役人主導。事務局が用意した文案にもとづいて検討する。委員の意見は反映されたり、されなかったり」「役人への甘さ、霞が関官僚への批判は何も書かれていない」

 被害者代理人を務める海渡雄一弁護士は、今回の裁判についてこう言う。

「闇に葬られていたかもしれない資料を引っ張り出した刑事裁判の意義は大きい」

 そもそも東京地検は不起訴にしたが、検察審査会は旧経営陣3人を2度にわたって「起訴相当」と議決し、ようやく刑事裁判は始まった。

 一方、現在の刑事裁判には限界もある。

「個人の責任を問う捜査では、被告人に近い範囲に捜査が限定されてしまう。組織的なミスの構造を解明するためには、組織罰のような別の仕組みを検討するべきだ」(津久井進弁護士)

 1985年の日航ジャンボ機の墜落、05年のJR福知山線脱線事故など、大きな組織が起こす事故には、個人だけでなく、安全を軽視する組織文化が根強く影響している。事故調や刑事裁判は、これまでも全容の解明に苦労してきた。

 事故の全体像を探り、再発を防ぐためには、事故調による原因究明、企業や個人への刑事責任の追及をどんな分担で進めるのが、最も良いのか。事故調のメンバー選定や、権限はどうすべきなのか。事故調の機能不全が再び明らかになった今回の裁判を契機に、議論をより深める必要があるだろう。(ジャーナリスト・添田孝史)

※AERA 2019年10月7日号より抜粋

22番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/10/03(木) 21:31:53.44 ID:TtGRJ3Oc

保安院長自ら圧力 安全委に「寝た子起こすな」
2012年3月17日 東京新聞 朝刊
https://archive.is/x0nhN

 経済産業省原子力安全・保安院が二〇〇六年、原発事故に備えた防災重点区域の拡大を検討していた原子力安全委員会に反対意見を送り、断念に追い込んだ問題で、当時の広瀬研吉院長が同年五月、安全委員との昼食会で「なぜ寝た子を起こすのか」と、安全委側に検討を中止するよう直接圧力をかけていたことが十六日、分かった。 


上級国民:広瀬研吉 (元 原子力保安院長)
http://i.imgur.com/YhnvTjj.jpg

23番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/10/03(木) 22:36:06.17 ID:ThBMJV0a

国外逃亡先はどこがいいんだろう


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