CIMAM(国際美術館会議)が「表現の不自由展・その後」について声明文を発表。「表現の自由が完全に損なわれている」 ID:wthRpThs

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/08/29(木) 20:38:59.32 ID:wthRpThs

 ICOM(International Council of Museums 国際博物館会議)の提携組織であるCIMAM(International Committee for Museums and Collections of Modern Art 国際美術館会議)が、「あいちトリエンナーレ2019」内の「表現の不自由展・その後」展示中止に対し、声明文を発表した(全文は記事末尾に掲載)。名義はCIMAMの美術館監視委員会(The Museum Watch Committee)。

 CIMAMは1962年に創設、世界85ヶ国の近現代美術館に関わる専門家560名以上によって構成されている団体。声明文のなかでCIMAMは展示中止を「非常に懸念している」としており、河村たかし名古屋市長からの要請によって展示が中止されたことは「芸術家の表現の自由を侵害する行為だ」と強く非難している。

 また「表現の不自由展・その後」が、過去に検閲された経緯がある作品を集めた企画であることにも触れ、「展覧会の閉会自体が、表現の自由に対する深刻な侵害だ」と強調。

 8月6日に公開された参加作家によるステートメントにも言及しながら、「その要求が満たされることを要望する」と賛同の意を示した。

 加えてCIMAMは、表現の不自由展・その後が「政治的脅迫や脅迫によって閉じられたこと」を強く非難。問題はさらに広範囲におよんでおり、「展覧会の背景にあるキュレトリアルな前提の考察に加え、展覧会が生み出そうとした表現の自由が現在完全に損なわれているという明確な認識を必要とする」としている。

 なおCIMAMのステートメントは次の一文で締めくくられている。「CIMAMはあいちトリエンナーレがその公約を尊重することを求める。すなわち、展覧会再開のための適切な警備体制を整備すること、芸術家が求めてきた自由で活発な議論のための開かれたプラットフォームの促進を先頭に立って進めることである」。

 9月1日からは日本で初開催となるICOM大会(第25回国際博物館会議京都大会)が開催される。その直前でのステートメント発表によって、ICOMにおける議論の促進にもつながる可能性が期待される。

https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/20437


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