自衛隊に一審札幌地裁で違憲判決が出た長沼ナイキ訴訟や、沖縄の米軍用地の強制使用を巡る代理署名訴訟をはじめ、合憲違憲などが争われた戦後の重要な民事裁判の記録多数を全国の裁判所が既に廃棄処分していたことが4日分かった。代表的な憲法判例集に掲載された137件について共同通信が調査した結果、廃棄は118件、保存は18件、不明1件だった。判決文など結論文書はおおむね残されていたが、審理過程の文書が失われ、歴史的な憲法裁判の検証が不可能になった。
裁判所の規定は重要裁判記録の保存を義務づけ、専門家は違反の疑いを指摘する。米国などでは原則永年保存され閲覧できる。
https://this.kiji.is/530717544895661153
まさに俺が法だ状態
これも公文書管理法と一緒で破棄しちゃいけない法がないんだろうな
権力監視に関しては非常に弱い国だ
破棄が年数で決まってて
文書の重要性いかんで取りやめ申請も一応できるけどその機会が得難いとかいう意味不明な法
てっきり「原則永年保存されており希望者は随時閲覧可能」なもんだと思ってた
こんな状態で民主主義国家を名乗るのおかしくね
都合の悪い記録は廃棄して検証不能か…
戦中から成長しねえ国だな
戦後憲法裁判の記録を廃棄
福島原発事故時の記録を廃棄
首相・大臣・知事など要職官吏の面談記録及び日程記録を短期間で廃棄
まあアメリカに派兵を強要されてるんだろうねぇ
それ以外考えられないでしょう
在日米軍費用5倍払えとか
殺しにきてますやん
さすが公文書を改竄して平気な国だ
公文書をぽいぽい捨てるのも平気なんだな
こうなる前に永久保存するよう法改正しとくべきだが自民党政府と奴隷国民じゃ無理か
過去の審理過程がなくなればMMR並のトンデモ新解釈で改憲の正当化できるんだな
いくら法治国家だって言ったって
法の成立に到るまでには事実に基づく根拠が重要になるのに
悪意を持ってそれを破壊してるんじゃなぁ
独裁と言われても仕方ない、というかただしく過去の独裁の過程を踏襲してるよなぁ
>>1 京都新聞社説
社説：裁判記録の廃棄 後世の検証を阻む行為 ｜ 京都新聞
https://this.kiji.is/534228354268546145
合憲か違憲かなどが争われた戦後の重要な民事裁判の記録多数を全国の裁判所が廃棄処分していたことが、共同通信の調べで判明した。
処分された記録の中には、ミサイル基地建設を巡り一審札幌地裁で自衛隊に違憲判決が出た長沼ナイキ訴訟や、沖縄の米軍用地の強制使用を巡る代理署名訴訟など歴史的な裁判も含まれる。
判決文など結論文書はおおむね残されていたが、審理過程の文書が失われており、裁判所が当事者の訴えをどう受け止め、どう結論を導いたのか、後世の検証ができなくなっている。
信じがたい事態である。近年、森友、加計学園問題や自衛隊の日報隠蔽などで公文書管理のずさんな実態が露呈したが、重要な裁判記録についても安易な廃棄が常態化していたことになる。
憲法判断に関わる裁判記録は、単なる裁判所の資料ではなく、国民の知る権利に応える貴重な共有財産だ。恣意（しい）的に闇に葬られることがない確かなルールに変える必要がある。
廃棄されたのは、代表的な憲法判例集に掲載された裁判記録137件のうち8割以上に当たる118件。いずれも原告や被告が出した書類、法廷でのやりとりなど裁判の全容が分かる文書だ。
最高裁の規定では、判決文は50年保存だが、通常の民事裁判の場合、裁判記録は確定や和解後に一審の裁判所が5年間保存し、廃棄する。
しかし、重要な憲法判断や判例、社会の耳目を集めた裁判など「史料または参考資料となるべき記録」は「特別保存」して、事実上の永久保存とするよう義務づけている。
それがほとんど守られていなかったことになる。特別保存されたのは6件のみだ。最高裁は廃棄が適切だったかとの質問に「各裁判所の判断」と回答を避ける一方、学術研究者の保存要望が少なかったことを理由に挙げたという。
ただ、特別保存に学術研究者の要望が必要なわけではない。専門家は規定違反の疑いを指摘している。
裁判記録の廃棄は、裏返せば、国民の共有財産であるとの認識が日本の司法に希薄だったことの証左でもあろう。
米国では多くの裁判記録が原則永久保存され、インターネットを通じた情報公開も進む。最高裁は機能不全に陥っている保存のあり方を根本的に見直し、新たなルールづくりを急ぐべきだ。
保存要望があろうがなかろうが裁判記録は重要な公文書として全保存するのが法治国家の基本だろ
日本おかしいわ