３日夜、埼玉県伊奈町の化学メーカーの工場で起きた火災は、およそ半日たって火はほぼ消し止められました。この火災によるけが人はいないということですが、近隣のおよそ20人の住民が一時、避難したということです。
３日午後７時半ごろ、埼玉県伊奈町の化学メーカー、「ＤＩＣ」の埼玉工場にある倉庫で火災が起き、消防車など延べ30台余りが消火活動に当たりました。
消防や警察によりますと、合成樹脂など燃えやすい化学物質が入ったドラム缶を保管していた倉庫が全焼し、およそ半日たった４日午前７時半すぎに、火はほぼ消し止められたということです。
この火災で、けが人はいなかったということですが、伊奈町によりますと、近隣のおよそ20人の住民が地区の集会所など２か所に一時、避難したということです。警察と消防は、鎮火したあと出火の詳しい原因などを調べることにしています。
炎と黒煙 立ち昇り 破裂するような音も
火事があった工場から数百ｍ離れた場所に住む視聴者の男性が自宅の２階から撮影した動画には、工場の敷地内の建物から炎と黒い煙が立ち昇る様子が映っています。
撮影した男性によりますと、午後７時すぎに消防車のサイレンの音などで火事に気付いたということで、火の勢いは時間とともに増し、ぱんと破裂するような音も時折聞こえていたということです。
爆発するような音とともに炎が一段と大きく
工場から300ｍほど離れた路上で撮影された動画には、建物から炎が上がり、激しく燃える様子や現場を見守る人たちの姿が写っています。
撮影した男性によりますと、爆発するような音とともに炎が一段と大きくなり、建物が焼け落ちて傾いているように見えたということです。
ソース（火災映像あり）
化学メーカー工場火災 半日たちほぼ消火 埼玉 伊奈町 | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190803/k10012020791000.html