ゴーン元会長夫人、ブラジル大統領に協力要請へ 裁判巡り
【サンパウロ=外山尚之】日産自動車元会長、カルロス・ゴーン被告(65)の妻のキャロルさんは25日までにブラジルメディアの取材に応じ、ゴーン元会長が公平な裁判を受けられるよう、ブラジルのボルソナロ大統領に要請することを明らかにした。元会長はブラジル生まれで、ブラジル国籍を保有している。
大手紙グロボ(電子版)が報じた。キャロルさんはゴーン元会長は無実だと主張し、日本の司法が人権を侵害しており、恐怖を感じていると発言したという。キャロルさんは滞在先のニューヨークから弁護士とともに同紙の電話取材に応じた。
キャロルさんはこれまで、マクロン仏大統領にも同様の要請を行っている。今回、ブラジル政府を通じ改めて日本に圧力をかける狙いとみられるが、ボルソナロ氏が応じるかは不透明だ。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45289290W9A520C1000000/
2019/5/26 10:51 日本経済新聞