ハチに着想、自重の40倍もの重さを運ぶ小型ドローン:米研究者が開発 ID:i7D7aweh

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2018/12/24(月) 20:44:12.25 ID:i7D7aweh

ハチに着想、自重の40倍もの重さを運ぶ小型ドローン:米研究者が開発(動画あり)

ハチが物を運ぶ方法を模倣したドローンが開発された。といってもこのドローンが真似したのは、ハチが飛びながら物を運ぶ方法ではない。地面を利用しつつ、自分よりも大きな獲物を引きずりながら移動させる方法だ。この「環境をツールとして利用する」という発想が、これからのロボットをパワーアップさせるカギになるかもしれない。

TEXT BY MATT SIMON
TRANSLATION BY MITSUKO SAEKI

刺した相手に地上最強の痛みを与える生物のひとつとして知られるハチ。あまりの激痛ゆえ、犠牲者には「倒れ込んで絶叫しながら痛みが去るのを待て」という科学的なアドヴァイスが与えられるほどである。

しかしそのハチが、あの小さな体からは想像できないほどの重い荷物を運ぶ能力に恵まれていることはあまり知られていない。
ハチの秘密兵器「爪間盤」

超小型無人航空機(MAV)とも呼ばれる一般的な小型ドローンは、せいぜい自重と同程度の物しか持ち上げることができない。かといって、ドローンが巨大翼竜並みの大型サイズでは困る。それならば、荷物を持ち上げる新たな方法を考えなくてはならないだろう。

そこで、ドローンの設計者たちはハチに助けを求めた。

ハチは獲物に針を突き刺して気絶させるが、相手の体が大きすぎて持ち上げられない場合、空を飛ぶ代わりに獲物を引きずって運ぶ。それを可能にしているのが「爪間盤(ソウカンバン)」だ。これはハチの脚の先にある部位で、物体の表面をしっかりとらえることができる。

この爪間盤と脚の爪を組み合わせて使うことで、抱えて飛び上がるには重すぎる物も、ハチたちは上手に運んでゆくのだ。
テーブルに張り付き重いものを巻き上げる

エンジニアたちは、ドローンにもハチと同じことをしてもらおうと考えている。

「フライクロタッグス(FlyCroTugs)」は、空飛ぶ暴れん坊たちからヒントを得て誕生した新型ロボットだ。一見すると、手のひらサイズのよくあるクアッドコプターにも見える。しかし腹の部分に、ある秘密が隠されているのだ。

フライクロタッグスには2つのヴァージョンがある。ひとつはフックがついているタイプで、これを着地面の突起やくぼみに引っ掛けて自分の胴体をしっかり固定する。ちょうど、ハチが爪を立てるようにだ。もうひとつはパッドがついているタイプで、滑らかな表面に貼りついて胴体を固定する。

さらに、どちらのマシンにも極小のウィンチ(巻き上げ機)がついている。これを使って自重の40倍にもなる重い荷物を持ち上げたり、引きずったりして動かせるのだ。フックの仕組みは実に単純で、テコの原理を使って接地面に機体を定着させる正攻法である。
https://wired.jp/wp-content/uploads/2018/11/geckodrone-768x512.jpg
https://wired.jp/wp-content/uploads/2018/11/geckodrone-768x512.jpg

動画と後半は以下より
https://wired.jp/2018/12/24/wasp-like-drones/


このIDをNGリストに追加する

今後このIDの書き込みやスレッドを表示したくない場合、以下のボタンをクリックしてください。
NGリストに追加

このスレッドは過去ログです。