「真っ当な対策があれば、原発事故はなかった」 地震学者・島崎氏が見たもの ID:hkbwA0Yc

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2018/08/27(月) 22:23:04.46 ID:hkbwA0Yc

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島崎邦彦・東京大学名誉教授。1946年生まれ。日本地震学会会長や地震予知連会長を歴任した(撮影:江平龍宣)

「長期評価に沿って防災対策をしていれば1万8000余りのうちかなりの命が救われただけでなく、原発事故も起きなかったと思います」。東京電力の元会長ら旧経営陣3人を被告とする刑事裁判の証人席で、東京大学名誉教授の島崎邦彦氏(72)はそう証言した。長く、日本の地震研究の中心的存在だった島崎氏は、福島第一原発の事故後、原子力規制委員会が発足すると同時に委員長代理の要職に就き、2年間、原発の新規制基準への適合審査に当たってきた。島崎氏はなぜ、その職を引き受けたのか、東日本大震災前の防災行政で何が起こっていたのか。これまでは、語れなかったこともある。それも含め、インタビューで質問を重ねた。(木野龍逸/Yahoo!ニュース 特集編集部)
大阪北部地震 「あの程度はいつでも起きる」

この6月18日、大阪府北部を震源とする最大震度6弱の地震が起き、4人が死亡した。住宅の被害は3万棟超。島崎氏にインタビューしたのは、その直後だ。そして冒頭、島崎氏は「このくらいの地震で被害が出るようでは、本当に大きな地震がきたら大変なことになりますよ」と切り出した。

島崎氏が「本当に大きな地震」を研究していたのは、政府の地震調査研究推進本部(地震本部)において、である。1995年の阪神・淡路大震災で、地震に関する知見を十分に生かすことができなかった反省から、地震の調査研究を集約する組織としてその年に生まれた。

島崎氏は地震本部で、2012年までの17年間にわたって「長期評価部会」の部会長を務めた。

長期評価部会は、どんな役割を担っていたのだろうか。

「過去にどういう地震が起きたのかを議論し、今後に起こる可能性を評価する部会です。論文などのほか、古文書も使い、歴史上の地震を分析しました。評価対象は、マグニチュード7程度の非常に大きな地震です。その規模以下の地震はいつどこで起きても不思議はない。だから大阪くらいの地震で被害が出るような状態は、とんでもないことなんです」

地震の長期評価 公表に「横やり」

地震の長期評価とは、プレート境界や活断層で起きる大地震を対象に、長期的な発生可能性を「確率」などで示すものだ。日本列島を色分けしながら「30年以内に震度6弱以上の地震が起きる確率」が数値で示されており、関心を持って見た読者も多いだろう。

島崎氏らのグループは2002年6月、「三陸沖から房総沖にかけての地震活動の長期評価」を取りまとめ、三陸沖から房総沖のどこでも巨大な津波を伴う地震が発生する可能性がある、と指摘した。その予想震源域は、東日本大震災の震源域に重なる。

続き
https://news.yahoo.co.jp/feature/1050
8/23(木) 9:14 配信 Yahoo!ニュース


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