2015年6月9日、JAXA 宇宙航空研究開発機構と三菱重工業は、 国際宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機（HTV5）を搭載したH-IIBロケット5号機を今年8月16日に打ち上げる予定と発表した。
「こうのとり（HTV）」は国際宇宙ステーションへ宇宙飛行士の生活物資や各種実験機材を運ぶ無人補給機。鹿児島県・種子島宇宙センターよりH-IIBロケットに搭載され打ち上げられる。物資搭載量は最大でおよそ6トン。
5回目の補給ミッションとなるHTV 5号機は、2015年8月6日 日本時間午後10時1分の打ち上げを予定している。打ち上げ予備期間は8月17日から9月30日までとなる。
HTV 5号機の搭載品の詳細は今後発表される予定となっているが、宇宙の構成物質の約24％を占めると考えられている「暗黒物質」の存在を確認するため、高エネルギーガンマ線を検出する目的で早稲田大学らが開発した『高エネルギー電子、ガンマ線観測装置（CALET）』が搭載されると見られる。NASAによれば、米企業Teledyne Brown EngineeringとDLR ドイツ航空宇宙センターが共同で開発した、国際宇宙ステーションから地球を観測する装置『Multi-User System for Earth Sensing (MUSES)』がHTV 5号機に搭載される予定だという。
JAXAの若田光一宇宙飛行士は、今年4月の自身のツイッターでHTV 5号機のリード・キャプコムを担当すると公表している。米テキサス州ジョンソン宇宙センターから、日本の筑波宇宙センターと協力し、HTV 5号機打ち上げに伴うISSとの通信業務を担うことになる。
以下ソース
http://senews.jp/transportation/2015/06/09/769