「声なき声に耳傾けて…」 発生から３年 「いのちのリレー」スタート
平成２４年４月の京都府亀岡市の暴走事故から２３日で３年となるのを前に、交通事故被害者の等身大のオブジェ「メッセンジャー」を展示し、交通事故の悲惨さを伝える府警の取り組み、「つなげ、いのちのリレー」の府内各署での展示が１６日、始まった。
この日、京都府警本部では出発式が行われ、遺族が自らの手で作成したメッセンジャーの出発を見送った。
展示されるのは、亀岡市の暴走事故で亡くなった松村幸姫（ゆきひ）さん＝当時（２６）、横山奈緒さん＝同（８）、小谷真緒さん＝同（７）＝と、２５年１０月に京都市で飲酒運転の軽トラックにはねられて死亡した足立紫苑（しおん）君＝同（８）＝らのオブジェ。
３月に遺族が作成。写真と遺品の靴が添えられ、府警本部に展示されていた。
（中略）
メッセンジャーは１６日から山科署で展示が始まり、８月末までに府内２５署と警察学校を巡回する。
メッセンジャーを見送った真緒さんの父、真樹さん（３２）は「メッセンジャーの声なき声に耳を傾け、命について考えてほしい」と話した。
http://www.sankei.com/west/news/150417/wst1504170022-n1.html
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