【ワシントン時事】米議会は１８日、４月下旬から訪米する安倍晋三首相が意欲を見せる上下両院合同会議での演説を受け入れる方向で最終調整に入った。複数の関係者が明らかにした。日本の首相が同会議で演説するのは初めてで、ベイナー下院議長（共和）が近く発表する見通しだ。
米議会での首相演説は池田勇人首相が下院で行って以来５４年ぶり。日米関係筋は「戦後７０年の節目と重なるだけに意味は重い」と指摘しており、首相が韓国などとの関係に配慮しつつ、日米同盟の将来像をどう描くかが問われる。
ベイナー議長は「公表できる情報はない」（周辺）と沈黙を守っている。しかし、演説に慎重とみられていたロイス下院外交委員長（共和）の広報担当者は１８日、「決めるのは議長だ」と静観する姿勢を明言。複数の関係者が首相演説実現を前提に具体的な調整を進めていることを明らかにした。
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http://www.jiji.com/jc/zc?k=201503/2015031900554&g=pol