富士通は１６日、日本人初の女性宇宙飛行士の向井千秋氏（６２）を社外取締役にすると発表した。６月２２日に開く株主総会で
正式に決め、同日付で就任する予定だ。
富士通は、人工衛星の監視やデータ解析のための地上設備を手がけている。また、情報通信技術の医療への活用も進めていて、
向井氏が持つ宇宙や医療の知見から助言を得たいという。
(中略)
富士通はまた、富士電機からの取締役の受け入れをやめると発表した。富士通は３５年に富士電機製造（現富士電機）の通信機器
部門を受け継いだ富士通信機製造が発祥。少なくとも５１年以降、富士電機の取締役を受け入れてきた。富士電機はいまも富士通の
株式の約１１％を持つ筆頭株主だが、事業のつながりはほぼなく、受け入れを見送ることにしたという。