国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）は２８日、ブラジルのリオデジャネイロで理事会を開き、
２０２０年東京五輪で追加する種目・競技を来年８月のＩＯＣ総会で選定することを正式に決めた。
追加種目・競技は開催都市に提案権が認められており、大会組織委員会は９月までにＩＯＣに要望を提出する。
既に野球・ソフトボール、空手など複数の競技団体が名乗りを上げている。
記者会見したＩＯＣのバッハ会長は、理事会で報告された東京五輪の準備状況を高く評価。
組織委が会場の見直しなどを進め、当初の計画より約１０００億円のコスト節減が見込まれることに
「五輪改革の精神を体現している」と語った。
また、理事会が行われたホテル前では五輪に反対する市民活動家ら十数人が抗議。
１６年リオデジャネイロ五輪で使うゴルフ場の建設で環境破壊が進んでいるなどと訴え、
ホテルを後にするバッハ会長を「ＩＯＣは帰れ」と非難する場面もあった。
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2015030100065