休日の昼下り、一人家でダラダラするですりん。そこに突然家のチャイムが鳴る。
宅配便と言っているがモニターに近すぎて声の主は映っていない。
怪しいなと思うも、人を待たせてはいけないと教育されたですりんは玄関に近づく。
「わ、我は悪魔だからな！何も恐れないのだ！」
震える自分を鼓舞する。
「父上か母上が何か頼んだものだろう」
「今あけまーす」
やや警戒気味にゆっくり開く玄関、そこには身長190はあろうカジュアルな服装の巨漢が立っていた。
─？ 一瞬頭が真っ白になったものの男を再度目をやるとその手にはスタンガンのようなものが握られていた。
ヤバい。そう思って扉を勢いよく閉めた。閉めたかった。
男に押さえられた扉の隙間から伸びてくる腕、バチバチと音を立てるスタンガンがですりんの脇腹に突き刺さる。
─痛い！！刹那、目の前が真っ白になる。
「ふひひ、やっと会えたねぇ・・・ふひっふひひひ」
薄れゆく意識の中、そんな声が聞こえた。
昼下がりの玄関には男の汗のにおいとですりんの股間から染みる小便の匂いで充満した。
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